施術例
男性 40代 自営
来院
2016年4月
症状
右肘の痛み
外側上顆炎
1ヶ月前から右肘の外側(外側上顆)が痛くなる
ジムでの筋トレは半年前からしていたため
急にいつも以上にトレーニングをしていたのではないが
右肘に痛みが出現してきた。
近所の整形外科でレントゲン診断を受けると
「骨には異常ありません。シップと痛み止めを出しておきましょう」
と言われ、シップと痛み止め(ロキソニン)を
飲んでいた。
仕事で20~30㌔ぐらいの重さの物を持つことが多いので
薬を飲んでいても仕事に支障がでるようになってきた。
セカンドオピニオンとして
違う整形外科に行って診断を受けると
「外側上顆炎」と診断を受ける
処方はシップと痛み止めだけで症状の変化はなかった
インターネットで検索して来院に至る
施術内容と経過
初回施術
検査
上半身左回旋
上半身左側屈あり
右肘 外側上顆に圧痛著名
強く握ると外側上顆あたりに痛みが出現
整形外科でも診断されている
外側上顆炎として整体をする
施術
肩関節の調整
肘関節の調整
手関節の調整
腕撓骨筋の弛緩
外側上顆部分の炎症を押さえる整体
2回目施術
好転反応なし
握ると痛みはある
外側上顆部の圧痛も変わりはない
筋トレを中止してもらう
3回目施術
ペインスケール(PS)
10⇒ 6
痛み消失の変化あり
強く握っても痛みの度合いが軽減した
施術は同じ
5回目施術
PS 10⇒ 3
圧痛軽減
7回目施術
PS 10⇒ 1
筋トレフォームを注意して再開することを許可した
同時に施術した症状
頭痛 時々症状が出てくるため
使用した手技 もしくはポイントとなる部位
肩関節の調整
肘関節の調整
手関節の調整
腕撓骨筋の弛緩
外側上顆部分の炎症を押さえる整体
考察
外側上顆炎は腕の使い方が悪いと発生しやすいです
代表的なものがテニスでのバックハンドの時に起こりやすいです。
バックハンドの動きでは腕撓骨筋を使ってボールを捉えて
打ち返すという動きをする時に腕撓骨筋の付着部である
外側上顆に大きなストレスが発生するからです。
これを繰り返し、繰り返し使っていると外側上顆の部分に
剥がされるよう力が働き、外側上顆炎を起こすのです。
外側上顆炎になる原因としてはテニスなら手打ちになっていたり
筋トレしているときなら、トレーニングフォームが悪かったりすることも
考えられます。
テニスの手打ちやトレーニングフォームが悪いと肘以外の関節を使わずに
肘だけに負担がかかってしまうことになるのです。
施術としては肘だけの施術ではなく、手関節や肩関節、腰部の施術することで肘への負担を軽くすることができるのです。
トレーニングやテニスを開始する際はフォームを正す指導も施術の一つとなります。