施術例
50代 女性 事務員
来院
2017年 1月
症状
五十肩
夜間痛があり、眠れない
昼間も眠くなる
去年の10月頃から右肩に違和感があり、肩コリが酷くなってきた。
肩を上げるのも痛くなり着替えをするのも辛い状態になる。
寝ていてもうずくような痛みがあり、寝返りをすると右肩に激痛が走る。
整形外科で五十肩だと診断される。
整形外科で電気治療、痛み止めの薬を処方されるが痛みは変わらず。
整骨院に通って鍼治療、低周波、マッサージを受けるも
症状は変わらず痛みが出ている。
3ヶ月程治療を続けていましたが、痛みが変わらないので
知り合いの紹介で来院されました。
施術内容と経過
初回施術
検査
右肩 屈曲90°で痛みあり
外転90°挙がらない
結帯動作出来ない。
自動、他動運動をした時に関節可動域が変わらない事から
筋肉の拘縮と関節包が原因だと疑う。
施術
トリガーポイント
棘下筋、三角筋、大・小胸筋、前鋸筋
上腕筋群、前腕筋群の弛緩
施術後屈曲角度の変化あり。
2回目施術 初回から2日目
前回施術後の好転反応あり。
施術はトリガーポイントで筋肉を弛緩
4回目施術 初回から2週間後
肩関節伸展・外転ストレッチ
施術後 屈曲角度90°➡ 120°
10回目施術 初回から2ヶ月後
肩関節伸展・外転・屈曲ストレッチ
施術後 屈曲角度90°➡ 150°
外転角度80°➡ 120°
今まで寝ていても痛かったのが、無くなってきて
寝られるようになっていると報告を受ける。
使用した手技 ポイントとなった部位
トリガーポイント
棘下筋、三角筋、大・小胸筋、前鋸筋
上腕筋群、前腕筋群の弛緩
肩関節ストレッチ 外転、伸展、屈曲
筋肉が拘縮しているポイントを狙って弛緩させた事
関節ストレッチを繰り返し行ったことで可動域アップ
に繋がった。
考察
事務の作業をされている方で、1日中PC作業をしている。
同じ姿勢が続く事で姿勢も悪くなってきていた。
姿勢が悪くなっていたのと、肩を動かす事をしていなかったので肩周辺の筋肉弱化が起こってしまった。
筋肉弱化と筋肉の拘縮が起こったのと同時に関節拘縮
も起こしていたのです。
筋肉の拘縮を取り、関節可動域を広げるためのストレッチを
行うことで、肩が挙がるようになってきました。
五十肩でも筋肉だけの原因、筋肉と関節包が原因している場合があるので、検査して見極める事で五十肩の改善に繋がります。
痛みでも困られていたのですが、夜が深く眠れないことに苦痛を感じておられました。眠ることで1日の体の疲労を取るという人間にとってとても大事な時間を五十肩の夜間痛で妨げられていたことが解消して、すごく喜ばれていました。当たり前の事ができるようになって「ほんとうれしいです。1日スッキリしています」と報告を受けたことは私たちも嬉しく思います。