「ストレートネックと言われているんですけど、枕ってどうしたらいいですか?」
こんな質問が多く聞かれるようになりました。
ストレートネックと枕の関係性をまとめてみたので読み進めてみてください。
- 以前より首がよくこるようになった
- 肩こりから頭痛がすることが多い
- 合った枕に出会ったことがない
- パソコンをしていると目がショボショボ
- 何度も枕を買い替えている
上記のような事が起こっているのではないでしょうか。
睡眠をとることで本来なら体を休めてコリや痛みを取り除くことができるはずなのに、眠りが浅かったり痛みで起きたりなんてしていたら、ストレートネック重症かもしれませんね。
早めに整体で体を整えて良くすることもしたほうが良いかもしれません。
ストレートネックと枕の関係性ですが、結論から言うと完璧な答えはありません。
低反発、高反発、パイプ、羽根、そばがら、ポリエステルわた、ラテックス、シルク、パンヤ、キャメル、ウール、コルマビーズ、極小ビーズなどたくさん種類があるんですよね。
キャメルやパンヤ・・・
知らない方も多いんではないでしょうか。
これらは枕の素材になっています。
たくさんの素材や形が存在するということは安眠できていない方が多い証拠にもなっています。
なぜ、ストレートネックになると寝にくくなったりするのか?
首の弯曲(まがり)が少なくなってしまって首・肩周りの筋肉の緊張が寝ているにも関わらず取れないからなのです。
首の緊張する状態を改善しないと枕だけでは良くならないんです。
首の緊張が取れているポジション(姿勢)にすることをできるような枕になれば一番いいということです。
費用をかけずに改善する2つの方法
- 今までの枕を使う
- バスタオル枕を使う
①今までの枕を使う
枕をいくつも持っているとしたら、感覚的に良かった枕を一つ選んでください。
その枕で一度寝てみます。
この時のポイント!
どの姿勢で寝やすいのかを考える
仰向け・右向き・左向き・うつぶせ・その他
その他以外になるとは思いますけど、仮に仰向けで寝るとします。
今まで使っていて一番良かった枕を使って寝るようにします。
首の部分に隙間ができるとしたら、隙間にバスタオルやハンドタオルを丸めて隙間を埋めるようにしてみてください。
首の安定性が増すはずです。
横向きに寝るのが得意だとしたら、同じように枕と首の隙間にタオルを挟んでみて、隙間を埋めるようにしてみてください。
一日で判断せずに3日間もしくは3回寝てみていいのかどうかを判断してみる必要があります。
②バスタオル枕を使う
バスタオルのみを使って枕を作ります。
バスタオルをくるくると丸めて棒状のものを2,3本作ります。
2本を並べて寝てしっくりくるならこの高さでOK、もし高さが足りないようならタオルを重ねて巻いて厚くして自分のしっくりくる高さに合わせるといいでしょう。
タオル枕は自分の好みの高さにカスタマイズできるところが良い所でありますが、凹みやすいので寝はじめと寝起きでは高さが変わることがあるので注意が必要です。
首の部分には同じようにタオルで埋めて対応するといいでしょう。
枕で対応できない時はやはりストレートネックそのものを改善する必要がありそうです。
いくら枕を変えてもなかなか対応できないということはそもそもの首に問題があるわけですから早めの対策を取るようにしてください。
ストレートネックを枕だけで良くするのではなく、首を改善させて順応できるようにする方がいいわけです。
枕に関してNGを1点お伝えします。
枕なしは首にとってとても負担になることがあるので、基本的にお勧めはしません。
一般的なストレートネックの処置を整形外科、整骨院、整体のメリット・デメリットをお伝えしていきます。
整形外科の場合
メリット
レントゲンやMRIで画像診断できるために確実に判断できる
薬や注射によって痛みやコリを緩和できる
デメリット
薬や注射は対処的な処置で根本改善には至らない
一般的な整骨院の場合
メリット
局所的なマッサージをしてくれるのでほぐれて気持ちがいい
保険が使えるので安価
※本来は急性外傷のみに使用できるので、ストレートネックのような慢性症状には使えませんので整骨院とご相談ください
デメリット
お決まりのマッサージをすることが多いのでストレートネックに特化した施術になっていないことが多い。
整体院の場合(からだリカバリーラボも含む)
メリット
根本的にとらえる施術のため痛みのある部分のみにフォーカスするのではなく、体全体のつながりを見て施術をする
デメリット
全額自費のために高い。施術料金の決まりはない。
ストレートネックは首肩周囲の筋肉の緊張が高いためです。
ストレートネックになっている場合は頚椎の弯曲がないために首肩周りの筋肉が常に緊張をさせられている状態になっています。
筋肉の緊張がほぐれて、枕を自分に合ったものにすることができると睡眠時の困りごとも軽減、解消するのです。
枕だけで解消しようとしても「これも合わない」「またしんどい」という繰り返しになるので、治療や施術で良くした首にしてから悪くならないようにするための枕選びになればよりよい睡眠を得られるはずです。
枕は睡眠にとってとても大事なアイテムです。
睡眠は生きていく中でとても重要な行動の一つです。
一日でも早くストレートネックを改善できて、気持ちのいい睡眠をとれるようになってください。
この記事を書いた人
善村 嘉拡 柔道整復師 鍼灸師
施術歴 20年以上
からだリカバリーラボ からだリカバリーセンター 代表
http://www.kawachi-seikotsu.com/
http://www.yoshimura-seikotsu.com/
趣味は筋トレ いつまでも若々しくいたいと思っている。
目標:来院される方にも元気はつらつになってもらうこと